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BEYOND DISCOVERY
日経サイエンス
B型肝炎の物語
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1. イントロダクション
2. B型肝炎:体を衰弱させる病気
3. 血液に手がかりを探る
4. ブレークスルーをもたらした血液試料
5. 驚くべき発見
6. 血液スクリーニング検査の革命
7. 粒子の正体は?
8. 肝臓ガンを予防するワクチン
9. 次々に明かされた多種の肝炎
10. クレジット
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BEYOND DISCOVERY
THE PATH FROM RESEARCH TO HUMAN BENEFIT
■肝臓ガンを予防するワクチン
 肝臓ガンは世界的に多く見られるガンで,アジアの一部地域では極めて一般的だ。普通は病状が進んでからでないと見つからないので,診断から1年以内に死亡してしまう例が多い。全世界で見ると,肝臓ガンの60%以上はB型肝炎に関係している。ある研究によると,肝炎ウイルスの慢性キャリアーは非キャリアーに比べて肝臓ガンによる死亡率が100倍以上も高い。このため,B型肝炎ワクチンはB型肝炎だけでなく,実質的には肝臓ガンによる死亡を防ぐのにも有望だ。imageこれまでの研究で,B型肝炎ワクチンの接種によって複数の地域でB型肝炎キャリアーの数がかなり減ったことがわかっている。より長期的な研究が必要だが,台湾での10年にわたる調査では,B型肝炎ワクチンによって子どもに占めるキャリアーの割合が10%から1%以下に減った。研究者たちはこの顕著な減少が子どもたちの肝臓ガン罹患率低下につながると期待している。
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原文はNASのBeyond Discoveryでご覧になれます。
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